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「アンナ・カレーニナ」の検索結果

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アンナ・カレーニナ (上巻) (新潮文庫)

発 行 日 : 1998-03
頁   数 : 484
ランキング : 41218
著   者 : トルストイ/
定   価 : ¥ 660
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■カスタマーレビュー

総合おすすめ度: 5.0

これを読んでいない人間の存在が信じられない(と思えるほどの傑作)
おすすめ度: 5
星の評価が5段階しかないとかなりつらいものがあるのですが・・・この作品を5つ星以外にどう評価しろというのでしょうか!・・・というくらいに完璧な作品です。

完璧というのはどういう意味かというと、まずは構成。
序盤で、列車から降りるアンナと将来の恋人ヴロンスキーが出会う印象的な場面がありますが、最後までこの情景が常に背景のように作品全体を支配するよう緻密に計算されていることがわかります。2度目に読んだ時には結末も知っていたので、余計に伏線が際立って感じました。最後までわずかな部分にも物語に無駄がなく、いかにトルストイがこの作品の推敲に時間をかけたかがよくわかります。

次に思想性。トルストイの作品はあまりにキリスト教の影響が強く、他の作品(特に『人はなんで生きるか』などの短編)では説教くさいと感じて敬遠されることも多いようなのですが、この作品ではその説教臭さがほとんどないにも関わらず、トルストイの思想性が、主人公の一人であるリョービンに見事に表現されています。このリョービンがトルストイの分身として書かれていることは有名です。確かに物語の最初に登場するリョービンはいかにも青臭く(といってももう32歳くらいですが)、経験不足な田舎者でしかも無神論者です。しかしキチイという魅力的な女性に出会い、結婚し子供を持つことで、内面において飛躍的な成長を遂げていきます。この過程にトルストイの宗教哲学が全く無理なく込められているのです。

久しぶりに再読すると「ジャン・クリストフ」よりも好きな作品になりました。千数百冊読んできた本の中で、僕はこの作品が最も素晴らしいと思います。

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アンナ・カレーニナ (中巻) (新潮文庫)

発 行 日 : 1998-03
頁   数 : 633
ランキング : 63886
著   者 : トルストイ/
定   価 : ¥ 820
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■カスタマーレビュー

総合おすすめ度: 5.0

最高傑作
おすすめ度: 5
読み始めてから読み終わるまで半年かかってしまった。上中下合わせて1600ページを超える
大作。トルストイが5年の歳月をかけて何度も書き直したという、「戦争と平和」と両翼を担う作品。
この作品の登場人物のなかで私はリョーヴィンが好きだったのだが、リヨーヴィンがトルストイの分身だったなんて。読み終わるまでわかりませんでした。
宗教、哲学、農業、経済、政治、戦争、人間関係、この小説には全ての要素が含まれています。
ドストエフスキーやレーニンが賞賛するのもわかります。
ただ、登場人物が150人近く現れ、物語も複雑に絡み合っていくので、細切れに読んでいくと内容がわかりずらくなるかも。
最後にリョーヴィンが神の存在に気づくのが印象的でした。

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アンナ・カレーニナ (下巻) (新潮文庫)

発 行 日 : 1998-03
頁   数 : 570
ランキング : 59318
著   者 : トルストイ/
定   価 : ¥ 780
Amazon価格 : ¥ 780(在庫あり。)

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■カスタマーレビュー

総合おすすめ度: 5.0

文学の神が宿っている
おすすめ度: 5
みなさんが指摘されているとおり、最終章でレーヴィンが悟りをひらく場面がやばすぎる。
これを超える表現はおそらく人類史上、これまでもこれからも存在しない。そこを読むためだけにも買うべき。

ただ、「物語」というものにまったく価値を認めない人間には、理解されない可能性がある。
ゲンナジイ・アイギどっぷりで、「なんか最後の場面が宗教みたいでちょっと〜」と、本作にまったく価値を認めなかった少年をわたしは知っている。

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アンナ・カレーニナ〈3〉 (光文社古典新訳文庫)

発 行 日 : 2008-09-09
頁   数 : 600
ランキング : 6707
著   者 : レフ・ニコラエヴィチ トルストイ/
定   価 : ¥ 1,000
Amazon価格 : ¥ 1,000(通常6~11日以内に発送)

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アンナ・カレーニナ〈中〉 (岩波文庫)

発 行 日 : 1989-11
頁   数 : 580
ランキング : 72407
著   者 : トルストイ/
定   価 : ¥ 798
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総合おすすめ度: 5.0

文豪・トルストイの代表作の一つ
おすすめ度: 5
この本は、故・桑原武夫さん(文学者・翻訳家)の書、『文学入門』(岩波新書・青版)のテクストとして紹介されていて、最初は試しに読んでみるつもりでしたが、人生の中のあらゆる機知や人の思考・行動などの側面が書かれていて、翻訳家・中村融さんの名訳と言う点もありますが、トルストイの凄まじいまでの人間に対する観察眼がうかがわれ、文学とはこういうものかと私に教えてくれたものです(否、人生とは何ぞやとまでも)。

 『アンナ・カレーニナ』は当時の帝政ロシア時代に作家トルストイが書いた小説ですが、時代を超え現代でも映画・演劇などの様々な形態でモチーフ・テーマとして使われているのも納得がいきますし、人々の心に訴えかける力を持つ不朽の名著であると思います。

 この本は高校生のときに初めて読んで(上・中・下巻一気に読みました)、読むたびごとに新たな発見・楽しみがあり、今後も私の人生に彩りを与えてくれるものと思います。

☆前掲、桑原武夫さんの『文学入門』と併せて読むことをお勧めします。この小説の「『ここ』に書かれていたことはこういうことだったのか!」とうように疑念も払われますので。

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アンナ・カレーニナ (中公文庫―コミック版)

発 行 日 : 1997-11
頁   数 : 215
ランキング : 222686
著   者 : いがらし ゆみこ/トルストイ/
定   価 : ¥ 560
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アンナ・カレーニナ〈4〉 (光文社古典新訳文庫)

発 行 日 : 2008-11-11
頁   数 : 434
ランキング : 6670
著   者 : レフ・ニコラエヴィチ トルストイ/
定   価 : ¥ 800
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総合おすすめ度: 5.0

8章の存在が!
おすすめ度: 5
有名なフレーズ『幸福な家族はどれもみな同じように見えるが、不幸な家族にはそれぞれの不幸の形がある』ではじまる大作です、いつかチャレンジしてみたいと思いつつ、なかなか手が出なかったのですが読んで良かったです。正直かなりの素晴らしい未完成の持つチカラ強さと、計算されたといいますか確かな技術に裏打ちされた完成度の2つの相反する良い所を取り込んだ総合小説と言える作品です。


19世紀のロシア。オブロンスキー公爵(アンナの兄であり、役人である上流階級に属する人物、ひどく物分りが良いが自身の欲望にも忠実な憎めない男)とその妻ドリー(何人もの子供の世話に追われる家庭的な世俗的で頭は良くないかもしれないが平凡な女)の家庭の不和が起こっているところへやってくるアンナ(立ち振る舞いも美しい美貌の持ち主で、教養もある女性、役人であり出世もするかなり年上の大物官僚カレーニンの妻)がやってくるところから話しが動き始めます。ドリーの妹で可愛らしい女キティと、キティに心奪われた地方貴族でもうひとりの主人公リョーヴィン(人の良い男でオブロンスキーとも仲の良い男、だが煮え切らない部分もあり、熟考したあげくでないと行動に移せないが、それでいて頑固もの)、そしてキティが求めるヴロンスキー伯爵(軍人であり男気あふれ、そして情熱的男、乗馬の腕も良いハンサム)、など様々な人々を交えながら、たくさんの物事を扱い、そして追求し、なお読み手に解らせる総合小説です。様々なものを扱いながら、そのどれもおろそかにしないテクニックと、読み手をんで離さない吸引力はとても強く、そして上手いです。ただの恋愛小説と考えていたのではない、素晴らしい作品でした。


人間関係における様々な事柄を(恋愛も、親子関係も、兄弟も、子供への教育から、当時の政府や皇帝への時事関係への解釈、収入の話しや、借金のこと、宗教的家族背景から、哲学的人生の指針まで!それ以外の些細な日常的問題など、など)扱い、それを2つの大きな流れである、都会的上流社会における情熱的、破滅的恋愛関係であるアンナの流れと、地方の地主貴族で頑固で、表面的事柄を軽視しながらも現実的世界との交渉を絶えず繰り返すことになるリョーヴィンの流れを交差させたり、対比させたり、人物をそれぞれに絡めることで浮かび上がらせ、作中の人物の心の動きをリアルになぞることで読み手に納得させ、しかも読み手それぞれが解釈できる作りになっています。とても多層的で多角的で様々な角度から見るに値する構造になっていて読みでがあります。



いわゆる一般に浸透している不倫恋愛小説としての面も、たしかに面白いですし、それはそれとして理解できますが、あくまで上流階級の中の日常の中で起こっている出来事、その普遍性や凡庸さとも言うべきどうしようもないこの世界や日常を感じさせつつのドラマになっていて、その部分のブレンド具合が私個人にはとても気に入りました。アンナの結婚生活における希望や期待と現実とのギャップ、それでも成り立たせようとするアンナの努力の数々、しかし知り合ってしまって恋愛関係に至る相手ヴロンスキーとの出会いや関係、そして上流階級社会からの反応など、女性ならではの興味深い内容目白押しですし、こちら側がドラマになりやすいのも良く解りますし、読んでいて面白いのですが、なお素晴らしかったのはリョーヴィンの流れの部分です。


アンナと違った意味で正直で納得しなければ頑として動かない男、何か根源的渇きの様なものを心に偲ばせながら生きている不器用で正直すぎる男、しかし、その思索の辿る道が、とても人間的で、凡庸で、そしてかけがえのないひとつの命のような素晴らしさを感じさせます。そのうえ、こういう事はどなたでも体験があるのでしょうけれど、自分の中で何か特別な契機があった後に見る、何気ない普段と変わらない世界が、目に写る何かが、とても特別で愛おしく、そして忘れられない風景になることを思い出させてくれます。そんな部分への伏線、比喩、描写などがたまらなく洗練されていて素晴らしい、古典とは時間が経過した後になっても充分鑑賞に堪えうる存在なのでしょう、と実感させてくれます。アンナに対比する人物としても、とても良かったですし、リョーヴィンの兄で刹那的ニコライ、異父兄で著名な文筆家でもありながらどこか割り切れないコズヌィシェフとの関係や、議論の数々の落としどころが、今でも充分通用する感覚で、その辺もまた良かったですし、違う訳者のものを読んでみたくさせます。


個人的には7章で終わっても良いところに、8章があり、それでもなお時間は経過し、すべてが流れ去ってゆくこの最後の8章の存在が、強く私には特別な小説に感じられました。変な例えですが、「グレート・ギャッツビー」の最後の文章に近い余韻があってそれを短いセンテンスではなく、一つの章として存在させている感があって素晴らしかったです。


厚めの本でも割合躊躇なく読み始められる方ならすぐにでも、読書の経験があまりない方なら、何かキッカケがあったなら是非オススメしたい、総合小説でした。

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アンナ・カレーニナ〈上〉 (岩波文庫)

発 行 日 : 1989-11
頁   数 : 441
ランキング : 76365
著   者 : トルストイ/
定   価 : ¥ 840
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近代小説の誕生
おすすめ度: 5
20代の農村復興・農民啓蒙の実践とその失敗、貧しい人々を意識して日常の
平易な言葉で書いた壮年期の民話、このことからトルストイは農村農民の安定こそが
全てといってもよい程の農村復興論者であり、その思想背景には農奴解放という時代、
戦争経験、聖書・ショーペンハウアー・孔子・老子にいたる古今東西の耽読が骨子となっている。

トルストイの思想の論理からすれば、明らかにリョーヴィンとキチイをあるべき
よき関係としており、リョーヴィンにトルストイの思想の多くを喋らせている。
一方愛情の源泉をカレーニンからウロンスキーに変更したアンナは、あっさりいえば
愛情への過剰な渇望が祟った内実をもたない日常生活とその悲劇的結末といった
トルストイの説く生き方に相容れないところがある。

この二つの関係のコントラストと小説全体から分かったことは、トルストイ主義(ある種の
自然主義)の炙りだしと、そして何よりも重要なことは男からみた女性一般に根ざす異常な
愛の渇望や男女心理のスリリングな描写、そして伏線をはった轢死体と悲劇的結末などを小説で
書いたことで、これは今では目新しい構成ではないが、当時としては先駆的だっただろう、
つまり近代(modern)小説の教科書・モデル(model)といわれるゆえんがこの辺にあるのだろう。

しかし同時に民話を書く頃になると、この小説史上の大著も「伝えたい思想」のシンプルさと
比べると飾り立てすぎていると、トルストイ本人が高い評価をしなくなったことも
確認しておきたい。しかしながらドストエフスキーの心理描写の異常さとは違った
オーソドクスな流れの大著として、一度は読んでおきたい小説でしょう。もし長くてしんどいなら、
縮約された金の星社のジュニア版でも十分おすすめできます。

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世界文学全集〈50〉 トルストイ アンナ・カレーニナ 1 (1977年)

発 行 日 : 1977-12
頁   数 : 501
ランキング : 470579
著   者 :
定   価 : ¥ 1,029
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アンナ・カレーニナ〈下〉 (岩波文庫)

発 行 日 : 1989-11
頁   数 : 513
ランキング : 72448
著   者 : トルストイ/
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トルストイの代表作
おすすめ度: 5
1500ページに及ぶ大長編だが、文章自体は読み易く、重厚なストーリーにたちまち引き込まれる。味わい深いレトロな挿絵も良い。
小説の題名にもなっている主人公・アンナは、何故か初めうちは登場せず、120ページ位になってやっと登場する。そしてアンナが死んでからも90ページ位物語が続く。
様々な書評等でアンナの魅力が語られているが、私自身は正直言って彼女のような感情剥き出しの女性は苦手であり、とくに最後のほうでウロンスキーの愛情に陰りが見えてきたときの
アンナの醜態には辟易してしまった。
アンナの夫・カレーニンとの破局は、アンナ(女)の感情とカレーニン(男)の理性が衝突した結果によるものであり、現代の男女関係にもしばしば当てはまる問題だと思われる。
本書のもう一人の主人公・レーヴィンは、農場経営に情熱を燃やす青年貴族であり、
トルストイ自身がモデルとされている。レーヴィンは、理想主義的で誠実な青年として描かれており、若くて美しい令嬢・キチィと紆余曲折を経て結婚し幸せな家庭を築く。悲劇的なアンナの物語とは対照的であり、多くの読者は社交界の虚飾に彩られたアンナよりも、田舎での地に足がついた幸福を手に入れたレーヴィンに共感すると思う。
余談ながら、ロシア人の西欧(とくにフランス)に対するコンプレックスが所々で垣間見られたのも面白かった。

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