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流星の絆

発 行 日 : 2008-03-05
頁   数 : 482
ランキング : 4566
著   者 : 東野 圭吾/
定   価 : ¥ 1,785
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■カスタマーレビュー

総合おすすめ度: 3.5

犯罪被害者は犯罪をしてもいいのか?
おすすめ度: 2
昔からありますけれど、最近特にこういう「犯罪被害者がトラウマによって犯罪を犯す」型の安易な小説が増えているように感じます。
トラウマになる犯罪が残虐であればあるほど犯罪をしても許される的な風潮を生みそうで(もう既に生まれてるんでしょうけど)
もう少し作家の方々は「動機」を書きやすい楽な形に持っていかないでよく考えて書いてほしいです。

この小説もご多分にもれず、「奪われる側から奪う側に回るんだ」と安易に詐欺行為に走る兄弟の姿に嫌気が差します。
妹は子供で兄たちの後についてきただけ、というのも違いますよね。
自分から積極的に詐欺行為を働いています。

奪われる人の気持ちは置いてけぼり。かつて自分も大切なものを奪われて傷ついたはずなのに、本当に安易の一言です。
犯罪被害者の問題は本来もっと重要かつ慎重に扱われるべきなのに、簡単に加害者にしてしまう所が嫌いです。
著者の同タイプの小説である「百夜行」の中心女性は自分の大事なものも切り捨てて徹底して「奪う側」に回っているので
違和感を感じさせないのだと思います。

「散々人の心を傷つけておいて自分たちは楽して償った気分になるんですね。」
そんな読後感がこの小説にはあります。

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