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「谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡」の検索結果

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谷崎潤一郎=渡辺千萬子往復書簡 (中公文庫)

発 行 日 : 2006-01
頁   数 : 428
ランキング : 290673
著   者 : 谷崎 潤一郎/渡辺 千萬子/
定   価 : ¥ 1,000
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総合おすすめ度: 4.0

文学的触媒反応の記録
おすすめ度: 4
谷崎氏は実生活に遭遇する様々な事象から、想像の翼を広げて仮想空間を作り出し、虚構世界を文章として展開するのを得意とした文士だったようです。したがって、その脳内に発酵する化学反応には必然的に「触媒」とも言えるモデルが不可欠であったわけですが、それはまるで出世作「刺青」での有名な件と逆説的なのが面白い点でもあります。本作は、谷崎作品の霊感を呼んだ多くの触媒の、特に優れた一人と谷崎氏との「熱き鼓動を封印した通心録」であります。谷崎氏の海外宛の手紙を英訳する等の実際的な教養、物怖じしない凛とした強い心、若い女性らしい甘えや時に見せる悩める姿が、文豪の創造力を刺激した事は間違いなく、また若き千萬子さんの心が大いなる精神に包まれていく写実的な様も印象的です。

往復書簡集の他、千萬子さんによる随筆が五篇収録されています。それらの内でも特に「送り返された手紙」に記された文章、最晩年の谷崎氏が松子夫人という障壁の向うから、著者へ投げかけた視線への彼女の想いが印象的であります。そしてもうひとつ「瘋癲老人日記雑感」は、この小説についてのおそらくは最上のレビューと言えるものでもあり、「瘋癲老人日記」とこの書簡集を繋ぐ非常に興味深いエッセイです。

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ラブレターズは、「みよこの部屋」という、当サイトを運営しているメディア木龍(みよこ)の趣味のサイトの中にある、エッセイのコーナーです。
この本のタイトルについてふれた記事がラブレターズの中にあれば、その記事へのリンクがこの下に表示されます。

谷崎潤一郎=渡辺千萬子 往復書簡

発 行 日 : 2001-02-07
頁   数 : 351
ランキング : 503907
著   者 : 谷崎潤一郎/渡辺千萬子/
定   価 : ¥ 1,995
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文学的触媒反応の記録
おすすめ度: 4
谷崎氏は実生活に遭遇する様々な事象から、想像の翼を広げて仮想空間を作り出し、虚構世界を文章として展開するのを得意とした文士だったようです。したがって、その脳内に発酵する化学反応には必然的に「触媒」とも言えるモデルが不可欠であったわけですが、それはまるで出世作「刺青」での有名な件と逆説的なのが面白い点でもあります。本作は、谷崎作品の霊感を呼んだ多くの触媒の、特に優れた一人と谷崎氏との「熱き鼓動を封印した通心録」であります。谷崎氏の海外宛の手紙を英訳する等の実際的な教養、物怖じしない凛とした強い心、若い女性らしい甘えや時に見せる悩める姿が、文豪の創造力を刺激した事は間違いなく、また若き千萬子さんの心が大いなる精神に包まれていく写実的な様も印象的です。

往復書簡集の他、千萬子さんによる随筆が五篇収録されています。それらの内でも特に「送り返された手紙」に記された文章、最晩年の谷崎氏が松子夫人という障壁の向うから、著者へ投げかけた視線への彼女の想いが印象的であります。そしてもうひとつ「瘋癲老人日記雑感」は、この小説についてのおそらくは最上のレビューと言えるものでもあり、「瘋癲老人日記」とこの書簡集を繋ぐ非常に興味深いエッセイです。

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